スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『怒り』

news_xlarge_ikari_poseter_201606_01.jpg

冒頭から残酷な殺人現場
豪華なキャスト陣に釣られて、夫の誘いに乗ったことを後悔しました。
思わず、スクリーンから目を背けることが何度も…
その中でも、すずちゃん演じる泉がアメリカ兵にレイプされるシーンは見ていられなかったけれど、ちゃんと見なくちゃいけない、他人事にしてはいけないと思えるシーンでした。

夫婦惨殺事件の1年後、過去がわからない三人の男が千葉、東京、沖縄でその土地の人と信頼関係を築きます
千葉の身元不明者は、哲也(松山ケンイチ)
愛子(宮崎あおい)と次第に惹かれあい、同棲生活を始めました。
身も心もボロボロになってしまった愛子を父洋平(渡辺謙)が、表面はとてもぎこちないけれど、どんな時も深い愛で包んでいる様子が、とても胸を打ちました
東京は、直人(綾野剛)
優馬(妻夫木聡)とゲイカップルになり、一緒に暮らすようになります…二人の濡れ場は衝撃的だったけど、いやらしさがなく、ところどころに見せる直人のピュアなかわいらしさがとってもよかったです
沖縄は、田中(森山未來)
女子高校生の泉とその友達の辰哉(佐久本宝)と仲良くなります。
森山未來の演技は定評があってすばらしかったけれど、すずちゃんと辰哉役の新人くんがとてもよくて、ビックリでした

この三人は、殺人犯容疑者の山神一也似で過去もわからない…殺人犯の疑いがあるようにうまくリードされていて、彼らのパートナーにも「愛する人が殺人犯かもしれない」という疑念が湧いてきます
一度抱いてしまった疑念は払拭されなくて、"信じたい"という思いと裏腹にどんどん膨らんでいきます。
人を信じ続けることがこんなにも難しいのか?…それぞれの葛藤をキャストがリアルに演じます。
人は何をもって相手を信じることができるのか?
信じることの難しさと大切さを考えさせます。

いざという時の躊躇や防御心…人は弱い。自分が傷つくのが怖い。
でもそれぞれのパートナーとの出会いで、弱さも乗り越えて行きます。

優馬が「お前のこと疑ってるんだぜ、物とか盗んで消えたりするなよ」と言い、「信じてくれてありがとう」って直人が返すシーン好きです
優馬と直人、対照的な二人の過去、優馬が母(原日出子)に「あなたには大切な物が多すぎる」って言われたこと…いろいろ思うことがありました。

『怒り』という題名のこの作品には様々な怒りが詰まっています
他者や、相手が大きすぎてどうすることもできないことに対しての怒り。愛する人を信じ切れなかった自分への怒り。自分の不甲斐なさ、無力さへの怒り。信じた人に裏切られた怒り。自分の中に押し込んだやり場のない怒り。

泣き虫な私がめずらしく泣かなかったんです…それがエンドロールで涙が止まらなくなりました。一気に…って感じ
坂本龍一さんの音楽にもやられました。すばらしかったです
大好きな"2CELLOS"のチェロの優しい音。
シーンの要所要所で流れる曲も…とてもよかったです。
サウンドトラック、買っちゃかも~

ネタばれあります
         ↓
         ↓
         ↓
         ↓
         ↓

悲しいことに、最後まで疑うことなく信じていた人が犯人だったのです。

豪華なキャスト陣の演技は裏切ることなく、沖縄の基地問題などの社会問題を入れながらも散らかることなく、本当にいい作品でした
夫に感謝しなくちゃねっ

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

すぐの感想

1ヶ月近く経った今では、忘れそうな細かなことまで思い出させてくれるから、ぴぃちゃんの映画の感想は、大好き😆💕

話題になってた男子二人のゲイのシーンより、すずちゃんの渾身の演技に目を奪われ、女優魂さえ感じた✨少し前なら、事務所が断ってたと思うから。

犯人も、最初そう思わせて、やはり違うんだろうなとのかなと、そして、やはりそうだったんだと、観る人を惑わすね。

地味な役だけど、池脇千鶴さんの役のように、偏見を持たないあったかい女性になりたいなとも、思ったよ。

Re: すぐの感想

たくごんさんは、すぐに観られたんですね~
拙い感想メモなのに…大好きって言ってもらえてうれしいです(*^-^*)
すずちゃんは、オーディションを受けて決まったそうで、
実力があったってことですよね~
どんどんいい女優さんになってますね(^^♪
そうそう…池脇千鶴さんも父と娘を繋ぐ大切な役どころでしたよね~
私もあんな女性になりたいです。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。